こんにちは。株式会社TBM コーポレート・コミュニケーション本部の村上です。当企画では、TBMのカルチャー、価値観を知っていただくため、社内イベントのレポートを行います。今回は、TBMの「Diversity & Inclusion(多様性と包摂性)」の取り組みの一環として実施した「HeForShe」への署名活動をご紹介します。
# 1. INTERNATIONAL WOMEN’S DAY(国際女性デー)とは
3月8日は、「女性の自由と平等のために戦う記念日」として定められたINTERNATIONAL WOMEN’S DAY(国際女性デー、以下IWD)です。
115年前の1904年3月8日、ニューヨークで女性労働者が婦人参政権を求めて行ったデモ活動を起源とし、1910年の国際会議で「女性の自由と平等のために戦う記念日」を提唱したことが始まりです。
その後、1975年に国際連合が3月8日を「国際女性デー」と定め、現在では、女性のエンパワーメントとジェンダー平等を目的とした様々な取り組みが行われる日となっています。また、IWDの意義はさまざまなステージで活躍する女性たちをエンパワーメントすることで、男性を含むすべての人の良さを認め合い、働きやすく、暮らしやすい社会の実現を目指すものです。
#2. TBMの「Diversity & Inclusion(多様性と包括性)」
TBMでは、サステナビリティを重要な経営戦略と位置づけています。その中の一つの柱として、多様な人材がお互いを理解し、尊重し合うことで新たな価値を創造する「Diversity & Inclusion」(以下D&I)に取り組んでいます。TBMがグローバルに事業を展開していく過程で様々な価値観を持ち、多様性に溢れた組織創りは不可欠です。共に会社を創り上げる多様なメンバーを受け入れられる土壌を、今、このタイミングで整え始めることがTBMのバリューになると考えています。「多様性は楽しく、強い」というスローガンのもと、プロジェクトを推進しています。
TBMメンバーやTBMに関わる方々が気持ちよく活動でき、最高のパフォーマンスや独創性を発揮できる環境づくりがD&Iチームのミッションです。その実現には、性別を問わず、全ての人の参加が必要だと考えています。
TBMは、IWDの意義に共感し、IWDというメモリアルな1日を職場だけでなくTBMメンバー一人ひとりの周りにいる女性のことを深く考える機会とし、そのアクションとして、ジェンダー平等に賛同することを示す、「HeForShe」への署名を行いました。
#3. TBMのアクション
2019年のIWDに、TBMでは3つの取り組みを実施しました。
1つ目は、「HeForShe」へ署名の呼びかけです。
「HeForShe」とは
「HeForShe」とは、UN Womenによるジェンダー平等を実現するためのプラットフォームです。2014年に潘基文国連事務総長(当時)とエマ・ワトソン UN Women 親善大使により発表されて以来、世界中で170万人以上が「HeForShe」に署名しています。ヨーロッパでは、EU委員やスウェーデン議会のメンバー、アイスランド政府の全ての男性が「HeForShe」に署名しています。
TBMメンバー全員で「HeForShe」に署名
社内に呼びかけたところ、TBMメンバーから「署名したよ!」という反応が次々に集まりました。
オフィスをミモザの花でいっぱいに
2つ目は、IWDを象徴する花であるミモザの花を、オフィスの様々な場所に飾りました。男性から女性にミモザの花束を贈るイタリアの慣習が世界に広がり、今では男性から女性だけでなく、女性から女性へもミモザをプレゼントするそうです。ミモザは、冬の終わりに黄色い花を咲かせ、愛と幸福を呼ぶと言われています。
INTERNATIONAL WOMEN’S DAY を持ち歩く
そして、3つ目はミモザを身につけてもらうことです。女性はもちろん、男性の皆さんにもIWDに参加している実感を持ってもらうため、胸ポケットにミモザの花を咲かせてもらいました。
おわりに
この取り組みを通じて、
「今日は奥さんや娘に感謝を伝えようと思う」
「素敵な企画を考えてくれてありがとう!とても有意義なものだと思います」
などの声をもらうことができ、徐々にですが、確実に、TBM社内でD&Iに対する意識が浸透してきていることを実感しました。
TBMは、D&Iを推進することに大きな意義を見出しています。性別、年齢、国籍、経験、価値観などによる様々な「違い」を理解し、尊重し合うことで、TBMに関わる仲間の最大のパフォーマンスを引き出し、イノベーションを促進できると信じています。
多様性は楽しく、強い!