TBMは、2019年度CDP企業格付けの「気候変動」および「水セキュリティ」の分野で、「B」ランク企業に認定されました!
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今回は、TBMがサステナビリティの取り組みの透明化と改善のために自主回答しているCDPの概要と、2019年の評価結果について詳しくレポートします!
1. CDPとは?
CDPは、運用資産総額96兆米ドルを抱える525以上の投資家等を代表して、投資家・企業・都市が自らの環境影響を理解し持続可能な経済を構築するための早急な取組みを促し、企業や都市の気候変動・水セキュリティ・森林に関する情報を収集・評価しているNGOです。SustainAbility社による『Rate the Raters 2019』において、ESG評価機関として主要11社のなかで最も高い評価を得ています。
2. 2019年度CDP企業格付におけるTBMの評価
CDPの質問票への回答を投資家から要請されるのは、日本では大手企業500社のみですが、TBMはサステナビリティを事業の核に据える企業として、「気候変動」や「水セキュリティ」を事業戦略や活動の重要事項と捉え、CDPの質問票に2017年から自主回答を続けています。
2019年度は、「気候変動」および「水セキュリティ」で共に「B」ランク企業に認定されました。
当社は、ビジョンとして「過去を活かして未来を創る。100年後でも持続可能な循環型イノベーション」を掲げています。中核事業である新素材LIMEXは、プラスチック代替製品としても紙代替製品としても利用可能です。プラスチック代替製品としては、石油由来プラスチックの使用量を抑えつつ、安価な石灰石を主原料として用いることで低コストでの提供が可能になります。また、紙代替製品としては、生産工程での水消費を大幅に削減でき、原料に木材パルプを一切使いません。私たちはこうした強みを活かして、「気候変動」や「水セキュリティ」という世界規模の課題に、本業を通じて貢献してきたいと考えています。
3. おわりに
近年は、使用済みLIMEXシートのアップサイクルや、石油由来樹脂の使用を最小限に抑えたBio LIMEXの開発・製造・販売等、事業を通じてサステナビリティを加速させる活動に注力しています。2019年には中国・河南省やモンゴル、サウジアラビアでのLIMEXの具体的な事業化検討も開始し、「気候変動」や「水セキュリティ」にグローバルに貢献する段階を迎えました。CDPの質問票への回答に対する評価を踏まえ、事業活動を推進してまいります。