こんにちは!株式会社TBMの採用担当です。
今回お話を伺ったのは、サステナビリティ革命の実現に向け、TBMの新たな事業の柱となる「高機能再生材推進」を最前線で牽引する佐々木さん。独自のプラスチック再生技術で18兆円市場に挑む勝算や、事業スケールを見据えた「12ポジションの急募」について語っていただきました。
地球規模の課題解決に直結する事業づくりに挑みたい方や、正解のない壁に立ち向かい「圧倒的な主体性」に熱狂したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
【プロフィール】

佐々木さん|高機能再生材推進チーム マネージャー
博士課程を卒業後、TBMへ入社。入社後、再生材の開発メンバーとして素材開発を担当し、その後プラント事業部で事業開発やリサイクル工場の設備導入経験を積む。その後、LIMEX事業で蓄積された素材開発技術とリサイクルの基盤を掛け合わせた「高機能再生材」の事業立ち上げに携わり、現在のポジションに至る。
一般家庭のプラスチックから「高機能再生材」へ。LIMEXの技術とリサイクルの融合
――まずは、高機能再生材推進チームが取り組んでいる事業概要について教えてください。
私たちは現在、プラスチックを対象としたリサイクル事業を行っています。リサイクルの対象には大きく分けて、工場から出る端材と、一般家庭から出るプラスチックの2種類がありますが、私たちが今注力しているのは後者の一般家庭から回収されるプラスチックです。
一度消費者の手に渡ったプラスチックは「PCR(ポストコンシューマーリサイクル)材」と呼ばれており、社会的に特にリサイクルが求められています。
――「高機能再生材推進」事業が立ち上がった背景について教えてください。
TBMが掲げる「サステナビリティ革命」を、より実効性の高いものにするためです。これまでは新素材LIMEXの普及に注力してきましたが、地球規模の課題を解決するには、すでに世の中に溢れているプラスチックの資源循環を避けて通ることはできません。
地球規模の課題解決に加え、2026年より段階的に施行される「改正資源有効利用促進法」による市場ルールの根本的な変化が大きな後押しとなりました。
これまで自主努力だった再生材の利用が、プラスチックにおいては自動車や家電、容器包装などの特定業界から段階的に「実質義務化」されます。未達なら罰則リスクも生じるため、大手企業にとって単なるPRから「事業存続の必須条件」へと変わりつつあります。
しかし、市場には彼らの厳しい基準を満たす高品質な素材が圧倒的に不足しています。この切実なペインに対し、素材開発のDNAで「新品(バージン)以上の樹脂」へ進化させて壁を突破する。その決意から本事業は立ち上がりました。
「素材開発メーカーとしてのDNAをリサイクル市場に持ち込み、新品(バージン)樹脂以上の素材へ進化させる」という決意から、この事業は立ち上がりました。
狙うは18兆円市場。バージン樹脂を置き換える「環境性能・機能・コスト」の実現

――この事業における市場のポテンシャルはどれくらいあるのでしょうか?
2030年までに、世界で18兆円規模に達すると言われています。現在、世界的に再生プラスチックの使用を義務付けるレギュレーションが次々と施行されており、大手のブランドオーナー企業も事業を継続するために避けて通れない経営課題となっています。
社会的なインパクトも非常に大きく、弊社の算出データでは、バージン樹脂の代わりに高機能再生材を使用することで、CO2排出量を最大約61%削減できるという結果が出ています。これほどの環境貢献度を、ビジネスとして大規模に実装できる点は、本事業の大きな醍醐味ですね。
――それほど環境貢献度が高く、規制という追い風もあれば、市場のシェアを獲れてしまいそうですが、実際には高い壁があるのでしょうか?
おっしゃる通り、現実はそう甘くありません。私たちが共通認識として持っているのは、「環境性能だけでは売れない」ということです。
顧客が代替を決める絶対条件は、バージン樹脂と同等以上の「強度」があり、かつ「コスト」が見合うこと。しかし、家庭から出るプラゴミは品質が安定せず、リサイクルすると強度が落ちたり、特有の臭いが発生したりするのがこれまでの常識でした。
そこで活きているのが、TBMが培ってきた素材配合の技術です。独自の技術によって、リサイクル材でありながらバージン樹脂以上の強度を達成し、ネックだった臭気も大幅に改善しました。この技術的ハードルを越えたことで、ようやく既存市場のリプレースが可能になったのです。
――具体的に、どのような領域で価値貢献が始まっているのでしょうか?
事業の収益性を早期に確保するため、導入リードタイムの長短で「二段構え」の戦略をとっています。
まず、足元の収益基盤として「物流資材」や「建材」への導入を進めています。これらの対象の中でも高い耐久性とコスト競争力の両立が求められる製品に注力しています。また、強度だけでなく臭気も改善できているため、室内製品のオフィスチェアなどへの導入も目指します。
並行して進めているのが、開発に年単位を要する「自動車の内装・外装」や「家電」などの領域です。特に自動車業界は、欧州のELV規則により再生樹脂の使用が義務化される方向にあるため、最優先で開拓すべき巨大市場です。これまでは厳しい品質基準が壁でしたが、強度と臭気の課題を独自の技術でブレイクスルーしたことで、一気に実用化が現実味を帯びてきました。
このように、短期的な事業基盤を固めながら長期的な巨大市場を開拓する両輪を回していき、バージン樹脂が使われているあらゆる領域を弊社の高機能再生材へ塗り替えていきたいと考えています。
国内外12のポジションを急募。事業スケールを牽引する立ち上げメンバー

――現在の組織体制と、今回急募されている「12のポジション」について教えてください。
現在、高機能再生材推進チームは10名程度の少数精鋭です。営業、開発、品質管理、事業開発などの各専門メンバーが一つのチームとして動いています。
これまでは「開発」がメインでしたが、国内の製造拠点が年内に稼働する見込みが立ち、いよいよ量産して世界へ売っていくフェーズに突入しました。まさに事業が本格始動するタイミングであり、ここから一気にアクセルを踏むために、国内外で計12名の立ち上げメンバーを募集することに決めました。
――その12ポジションには、具体的にどのような役割を期待されているのでしょうか。
今回募集する12ポジションは、大きく5つの役割に分かれています。
まず1つ目が、事業全体の戦略を俯瞰してプロジェクトを牽引していただく「部門長」が1名です。
次に、実際に市場を開拓する最前線の部隊です。ここでは商材(再生材ペレット or 完成品)と対象エリア(国内 or 海外)を掛け合わせ、以下のメンバーを求めています。
- 「営業」が計4名(再生材ペレット担当の国内外、完成品担当の国内外)
- 「事業開発」が計4名(同上:再生材ペレット国内外、完成品国内外)
さらに、開拓した市場に対して安定供給を行うため、世界各地に製造拠点を構築・最適化していく「SCM(サプライチェーン)」の専門家を、国内と海外で計2名募集します。
そして最後の1つが、私たちのビジネスモデルの成否を握る「オフテイク契約」を専門に担うポジション(1名)です。
――オフテイク契約人材とは、どのような役割ですか?
世界中で再生材の争奪戦が激化し、私たち自身も製造キャパシティの拡大や新しい素材開発への継続的な投資が求められています。その中で、開発を伴う事業の蓋然性を高めるために、将来生産される予定の製品をあらかじめ「買い取る」というコミットメントをパートナー企業と結ぶアプローチが不可欠です。これがオフテイク契約です。
まだ形になる前の未来の価値に対して、資金や購入のコミットメントをいただく契約ですので、通常の営業よりも極めて高度な交渉技術が求められます。立ち上げ期のスタートアップにおいて、将来の販路と信頼を事前に囲い込んでいくこの役割は、経営戦略に直結する非常にエキサイティングなポジションとして、営業とは別建てで募集しています。
圧倒的な主体性で前例のない道を切り拓く。先が見えない環境を楽しむ「タフネス」
――今のチームにはどのような方が集まっているのですか?
大手メーカー出身者や業界の専門企業出身者、さらには新卒入社のメンバーまで、バックグラウンドは非常に多様です。ただ、共通しているのは「裁量を持って地球規模の課題解決にチャレンジしたい」というメンタリティを持っている点ですね。
誰かに指示されるのを待つのではなく、自ら課題を見つけ、解決に向けて動くことを楽しめるメンバーが集まっています。
――これから入社される方に求めているマインドセットを教えてください。
私たちが最も大切にしているのは、事業を粘り強くやり切る力「タフネス」です。
新しい取り組みゆえに、プロダクトの性能をどれだけ証明しても、お客様からは「他社の導入実績ができたら検討したい」と慎重な回答をいただくことも少なくありません。そこを突破し、いかにして「最初の導入事例」を創り出せるかがこの仕事の難所であり、一番の踏ん張りどころです。
また、これから量産フェーズに入ると、想定外の課題が次々と出てくるでしょう。成功の型が決まっていないからこそ、どんなに小さな問題にも一つひとつ丁寧に向き合い、解決まで導く。そんな平坦ではない道を、一緒に楽しみながら進んでいける方と働きたいですね。

――最後に、候補者の方へメッセージをお願いします。
TBMのこのフェーズだからこそ得られる体験は、「圧倒的な主体性」です。スタートアップのスピード感の中、全て自分の責任で進め、成功すれば「自分が携わっている」と胸を張って言える体験は非常に魅力的だと思います。
大企業の細分化された役割の中でモヤモヤしている方にとっては、とてもやりがいがあるはずです。日本発の技術を使ってグローバルで戦い、地球規模の課題を解決していく。そんな前例のない道を、一緒に泥臭く切り拓いてくれる方をお待ちしています。
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日本発のユニコーンから、世界を牽引するスケールアップ企業へ。TBMが掲げる「サステナビリティ革命」は、組織のフェーズとしても、まさに今、非連続な成長の時を迎えています。
求めているのは、正解のない問いに立ち向かい、組織の未来を自らの手で実装する「意志」を持ったリーダーです。既存の型にはまるのではなく、「破壊と変革」を通じて新たなビジネスのロールモデルを築き上げる。そんな気概を持った仲間を私たちは待っています。
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