【TBMの事業Part1】世界にインパクトを与える日本発の新素材「LIMEX」とは?

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本記事では、TBMのLIMEX事業について詳しくご紹介します。

日本そして世界にインパクトを与える事業に携わりたい方」や「日本発の技術でグローバルに活躍したい方」、「BtoBのビジネスや研究開発型のディープテック、ものづくりの分野で挑戦したい方」はぜひ最後までご覧ください。

目次

#1. LIMEX(ライメックス)事業

-そもそも、LIMEX(ライメックス)事業とは?

LIMEX(ライメックス)は、TBMが日本で独自に開発したプラスチックや紙の代替となる、炭酸カルシウム(石灰石)などの無機物を50%以上含む、無機フィラー分散系の複合素材です。 資源枯渇や気候変動に貢献できる環境配慮型素材のLIMEXは、国内の自社工場や国内外のパートナーと連携してファブレスモデルによる素材のOEM生産が可能です。

従来の製品と比較して、石油由来のプラスチックの使用量や製品のライフサイクルで生じるCO2の排出量の削減が可能です。袋や容器包装、印刷物、販促物等の製品用途で既に10,000以上の企業や自治体に採用されています。

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#2. なぜ、新素材(LIMEX)の普及が求められているのか?

・世界規模での資源不足
・サステナビリティに対する世界的なニーズ
・日本のものづくり企業としての強み

-世界規模での資源不足

現在、地球が一年間で再生産できる資源や吸収できるCO2を遥かに超える負担が地球に対してかかっており、私たちの世代が将来に残すべき資産を先食いしている状況です。さらに、新興国を中心とした世界規模での人口増加と生活水準の向上により、プラスチックと紙の消費も増えていくことが見込まれています。

具体的には、経済発展と人口増加に伴い、プラスチックの使用量は2060年までに世界で現在の約3倍に増加する可能性があり、特にアフリカとアジアの新興経済国で顕著な増加が予想されています。また、紙の消費量も2017年の水準から2060年までに少なくとも2倍、場合によっては3倍になると予測されています。このような状況下で、地球を持続可能な状態に保ち、未来の子孫に引き継いでいくためには、資源やCO2のバランスを取ることが不可欠です。

当社では、地球上に豊富に埋蔵されている炭酸カルシウム(石灰石)に着目し、これを活用した新素材を展開することで、素材の選択肢を増やし、全体のバランスを取ることを目指しています。将来誰かが直面する大きな課題を自分ゴトとして捉え、今私たちがすべきことに真摯に向き合いながら事業を展開しています。

-サステナビリティに対する世界的なニーズ

グローバル規模で地球温暖化はじめ環境に対する危機感が高まっており、国際社会が一体となり気候変動に取り組むことを採択したパリ協定をはじめ、各国において、また企業単位でサステナビリティな活動を推進していくルールや目標の策定が進んでいます。

環境関連市場の規模は2050年に2,340兆円という巨大市場に成長するという報告書も出ているほど、今後ニーズが高まっていく領域です。その中でも「様々な最終製品で用いられる素材をいかに環境配慮型にしていくか」は重要なテーマであり、大きな社会的インパクトがあると考えています。

-日本のものづくり企業としての強み

日本の産業において、化学・素材産業は長年にわたりグローバル市場で優位性を保ち続けており、自動車や電子部品に次ぐ高い海外輸出比率を誇ります。国内でも、高い技術力を持つ事業者やエコシステムが確立されており、市場のニーズに応じた付加価値のある素材を迅速に展開する能力に長けています。

私たちは、日本のものづくり産業が培ってきた技術、仕組み、価値観を継承し、多くの企業と連携しながら、サステナビリティという当社が追求する付加価値を融合させ、グローバルに事業を展開していくことがLIMEX事業の使命だと考えています。

#3. 何をやっているのか

TBMは、「進みたい未来へ、橋を架ける」をミッションに掲げ、資源問題の解決とカーボンニュートラルの実現に世界規模で貢献することを目指しています。

そのためには、「サステナビリティ革命」を起こし、豊かな暮らしと自然環境が保たれた未来を実現するために、新しい技術やアイデアを創造し、既存の仕組みや価値観を塗り替えるイノベーションが不可欠であると考えています。LIMEXは、様々な産業を根底から支える「素材」の観点からイノベーションを起こす事業です。

#4. LIMEXが市場にもたらす革新性

LIMEXが市場にもたらす革新性は大きく3つあります。

①世界中に豊富にある石灰石を主原料とするため、石油や水、森林といった枯渇リスクの高い資源の保全に繋がること。特に、紙のように製造時に大量の水を必要としません。
製品のライフサイクル全体で二酸化炭素(CO2)など温室効果ガス(GHG)の排出量を削減できること。石油由来プラスチックと比べ、製品や用途によっては50%以上の温室効果ガスの排出量削減が可能です。
マテリアルリサイクルが可能なため、資源循環社会の構築に貢献できること。

今後の人口増加により、グローバルレベルでの素材需要がさらに高まる中、紙やプラスチックに加え、地球上に豊富に存在する炭酸カルシウム(石灰石など)を活用したLIMEXを新たな素材の選択肢として世界に提示していきます。LIMEXを世の中で当たり前に使われる素材として普及させ、サステナブルな社会形成において大きな役割を担いたいと考えています。

#5. これからの事業展望

これまで、将来の大きなビジョンを描きつつも、LIMEXの研究開発、製造およびサプライチェーンの構築、販路開拓、組織づくりなど、事業成長に必要な基盤を着実に築いてきました。

その中で、消費者の身近にある製品や資材で10,000社を超える企業に導入していただきました。ようやく技術基盤が整い、組織としての力もついてきました。いよいよこれからが飛躍のタイミングだと感じており、日本発の技術で世界中のマーケットを開拓していきたいと考えています。

具体的な取り組みとしては、グローバル展開の本格化新しい産業用途への参入、そしてCCU(二酸化炭素回収・有効利用)をはじめとした次世代LIMEXの開発を進めていく予定です。

株式会社TBM - サステナビリティ革...
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