こんにちは!People Communicationチーム(現ピープル&カルチャー室)です。
TBMでは、2021年4月1日に入社した11名の新卒メンバーに向けて、“初”の新入社員研修(以下、新卒研修)を実施しました。
この記事では、研修を通じて自分自身と向き合い続けた、新卒メンバーの最初の1カ月をご紹介します。
※所属や業務内容は、インタビュー当時のものです。
“初”新卒採用のベンチャーに何故飛び込んだのか? 2021年4月1日、TBMに新卒1期生となる11名のメンバーが入社しました。今回は、2名の新卒メンバーに「どんな学生時代を送っていたのか」「なぜTBMを選んだのか」を聞いて...
#1. 新卒研修の目的 – “TBMらしい”人材への育成を目指して
「人、組織を創る企業」を目指すTBMは、ベンチャー企業でありながら1ヶ月間の新卒研修を実施しました。21新卒メンバーの研修、育成は、来年以降の新卒メンバーの成長にもダイレクトに繋がると考え、プログラムを企画しました。
21新卒における新卒研修の目的は、仕事の成果を出すために必要な知識・能力を習得すること、そして、TBMで働く上で大事にすべきスタンスを理解した上で、新卒メンバー11名が大切にすべきことを言語化することです。
この目的は、新卒メンバーに目指して欲しい1年後の姿(2022年3月)から逆算して設定しており、ビジネスパーソンとして必要なスキルを身につけると共に、“TBMらしい”人材になって欲しいという想いが込められています。
また、1カ月の研修プログラムは、TBMの役員陣及び社外の方々にもご協力いただき、総勢40名以上の方に携わっていただきました。
#2. 研修内容を紹介 – TBM社員として必要な3つのSとは
新卒研修は、Stance、Skill、Speciality、3つの軸でプログラムを構成しました。
Stance習得プログラム:
TBM Compass(理念体系)、TBMの歴史、サステナビリティの理解、社外からの期待を知る(社外講師の講演) etc…
Skill習得プログラム:
ロジカルシンキング、プレゼンテーション、ビジネスライティング、問題解決プロセスの理解 etc…
Speciality習得プログラム:
事業・製品理解、組織理解、ラボ見学 etc…
社内メンバーも講師役を担って、プログラムごとに2~3時間ずつの講義を行い、インプットだけの時間にならないよう、各プログラムで演習や知識を問う筆記テストなどの積極的なアウトプットを取り入れました。
Specialtyのプログラムでは、TBMの開発拠点である東京ラボにも足を運び、素材や製品の成形方法など、初めて聞く専門的な用語に苦戦しながらも、ものづくりのコアに触れ、TBMの技術に関する理解を深めてもらいました。
また、特徴的なプログラムとしては「社外からの期待を知る」という目的で、日頃から応援いただいている3名のTBMのパートナーの方にゲスト講師としてご講演いただきました。社外の方だからこそ分かるTBMへの期待や責任の大きさについて、そして、TBMメンバーだからこそ持つべき仕事へのスタンスなど、熱い想いを込めたメッセージをいただきました。聞いていた People Commnication (現ピープル&カルチャー室)メンバーも非常に大きな学びを得られる時間でした。
#3. 実践研修でTBMの事業課題解決に挑戦
1ヶ月の研修の中では、2~3人のチームに別れて、TBMの実際の事業課題に対するソリューションを企画し、役員陣に向けて提案を行う「実践研修」を行いました。研修で学んだ、ビジネスパーソンの基本である報告・連絡・相談のスキル、ロジカルシンキングやプレゼンテーション、TBMの事業に関する知識など、全てを活用しながら今回は2週に分けて、2つの事業課題に対する提案をしてもらいました。
最終アウトプットの提案に対しては、役員メンバーから愛のある厳しいフィードバックが贈られ、新卒メンバーは、そのフィードバックに対してTBMで求められるレベルと自分たちの実力に大きなギャップがあることを改めて痛感している様子でした。ただ、落ち込むのではなく、こんなに期待されているんだ、もっと成長したい!という前向きな気持ちになってくれていたようです。
#4. 1ヶ月の学びを最大化させる振り返りと 山﨑CEO へのプレゼンテーション
新卒研修の最後には、研修の振り返りを行いながら、代表取締役 CEOの山﨑に向けた①個々人によるプレゼンテーションと②新卒メンバー11名からのメッセージ動画の作成を行いました。
①個々人によるプレゼンテーション
【個人としての約束】
1. この1ヶ月を通じた学び(TBMとは?)
2. 自己と向き合った上でありたい姿(わたしとは?)
3. この1年間で新卒として心掛けること
②新卒からのメッセージ動画の内容
【チームとしての約束】
1. 11名全員で大切にしたいこと
2. この1年間でTBMに与えたい影響
個々人によるプレゼンテーションの準備段階では、外部パートナーからのコーチングのセッションを設け、研修の学びと自分のビジョンを言語化していきました。自分のビジョンを言語化する難しさに直面しながらも、迎えた発表当日、1ヶ月の研修を通じて感じた素直な気持ちと共に、自分のありたい姿や、どうやってTBMの成長を支える存在になっていきたいのか、一人ひとりの言葉で伝えてくれました。
また、メッセージ動画においては、21新卒と共に挑戦することにワクワクを感じてほしい、と山﨑に届けたいメッセージを考え抜き、21新卒チームとしての約束を定めました。ほとんどのメンバーが動画制作の経験がないながらも、そのメッセージを伝えるために構成や音楽、ビジュアルなど細かいところまでこだわりを持って形にしていきました。
◾️ 21新卒チームとしての約束
“私たち新卒メンバーは、社長と共にTBMを支える柱のような存在になっていく”
“新卒メンバーはこの1年間「機会を創り、貪ろう」を6つ目のValues*として1年で10年分の成長を目指し挑戦していく”
*…TBMの企業理念体系TBM Compassには、TBMの価値観であり、人格を形作るものとして5つのValuesが掲げられています
各メンバーの配属先は違いますが、21新卒チームとしての約束を忘れず、1年で10年分の成長をしていってくれると大きな期待を感じる内容でした。
また、プレゼンテーションと動画を受けて、山﨑から新卒メンバーへは以下のメッセージが贈られました。
“この場でみんなに伝えようと思っていたことが、全て動画に詰まっていた。伝えたいことを研修を通して感じ、学んでくれていたことが嬉しい。
その感じたこと、学んだことを自分たちがTBMに浸透させるんだという強い覚悟をもってこれからの業務に臨んで欲しい。”
新卒メンバーは、このメッセージを受け、改めて自分たちが掲げた約束への覚悟を固めた様子でした。
#5. 新卒研修後に生まれた、TBMの変化
1ヶ月間で多くのことを学んだ新卒メンバーは、現在各部署に配属され、日々の業務を行なっています。研修だけで“TBMらしさ”を完全に習得するのは難しいことですが、TBMらしいスタンスを理解しているからこそ、トレーナーからのフィードバックを素直に受け止め、日々成長を続けています。
また、新卒研修に多くのTBMメンバーが携わったことにより、人材育成に対する社内の意識が高まっていると感じています。新卒メンバーの育成を通して、TBM全体の個人と組織の成長循環を促し、持続可能な組織づくりを行なっていきます!